口内炎の正体は、粘膜の炎症
よく言われる口内炎は、「アフタ性口内炎」・「再発性アフタ」といい、頬の内側や舌の先、唇の裏側などが炎症を起こしている状態のことです。口内炎は、症状や原因などによって、いくつかの種類にわけることができます。
- アフタ性口内炎
- 1センチ未満の白いブツブツ(=アフタ)ができるタイプ。体調不良、疲労、暴飲暴食、胃の調子が悪いときなどに起こるだけでなく、ストレスも一因と考えられている。
※繰り返しアフタ性口内炎が再発する場合は 再発性アフタ
- カタル性口内炎
- 口内の粘膜が炎症を起こして赤くなったり、荒れたり、白くただれたりするタイプ。歯ブラシで口内が傷ついた部分に細菌が入り起こる他、歯周病や歯槽膿漏などが原因で起こることもある。
- 口唇ヘルペス
- 唇や口の周りが赤くなり、その後小さな水ぶくれができるタイプ。単純ヘルペスというウイルスが原因で、再発を繰り返すことがある。
この他にも、食べ物や金属、薬物などのアレルギーが原因で起こるアレルギー口内炎、ニコチンの過剰摂取が原因のニコチン性口内炎、カビの一種であるカンジダによって起こるカンジダ性口内炎などがあります。
口内炎の大敵はビタミン不足
口内炎は、栄養バランスの乱れが原因で起こることがあり、とくにビタミンB群が不足すると粘膜がただれ、口内炎ができやすくなります。
そこで、ここではビタミンB群の中でも、とくに粘膜の健康維持に関係が深い栄養素の働きと、これらを多く含む食べ物を紹介します。最近の調査では、日本人の食生活は、ビタミンB群が大幅に不足していることがわかっています。
そこで普段から口内炎ができやすい人は、サプリメントなどで補うのもよいでしょう。
- ビタミンB1
- 糖質をエネルギーに変えるときに必要な補酵素として働きます。疲労の回復などにも欠かせない栄養素です。疲労の蓄積を防ぎ体の健康を維持する点からも、口内炎の予防に役立ちます。
ビタミンB1が多く含まれる食べ物:
豚肉、豆類、ごま、のりなど
・18〜69歳日本人女性の1日当たりビタミンB1摂取量の目安・・・1.1mg
・18〜69歳日本人男性の1日当たりビタミンB1摂取量の目安・・・1.4mg
- ビタミンB2
- 成長促進や皮膚・髪・爪などの細胞の再生にかかわりのある栄養素です。皮膚の代謝を助ける点からも口内炎の予防などに役立ちます。
ビタミンB2が多く含まれる食べ物:
牛乳、チーズ、レバー、海苔、アーモンドなど
・18〜69歳日本人女性の1日当たりビタミンB2摂取量の目安・・・1.2mg
・18〜69歳日本人男性の1日当たりビタミンB2摂取量の目安・・・1.6mg
栄養以外からも起こる口内炎

口内炎予防のために食生活の他に心がけたいことは、うがいや歯磨きで、口内を清潔に保つことです。ただし歯を磨くときに強くこすりすぎると、粘膜が傷ついて口内炎ができやすくなります。
また、口内炎は、体調不良、疲労、暴飲暴食、胃の調子が悪いときにも起こりやすい他、ストレスや睡眠不足も、免疫力が低下して口内炎を引き起こす原因となることがあります。
普段から十分に睡眠をとって体調を整え自分にあったストレス解消法で気分転換をするように心がけましょう。
もし口内炎ができてしまったらどうする?
口内炎は、大半の場合1週間ほどで自然に治ります。しかし、口内炎ができるとつい気になって触りたくなりますよね。そこで口内炎ができてしまったときの対応法をQ&A方式でご紹介します。
口内炎にまつわるQ&A
| 口内炎ができたときに「手や舌で触らないように」といわれましたが、なぜですか? | |
| 口内炎に手や舌で触れると雑菌がつき、痛みが増すだけでなく、治りも遅くなってしまうからです。 |

| 口内炎ができたときは、どんなケアを心がけるとよいですか? | |
| うがいや歯磨きで口内を清潔にし、食べかすや雑菌が残らないようにしましょう。ただし歯を磨くときに、患部を傷つけないように気をつけてください。また、栄養の補給や休息などもしっかりと取りましょう。 |

| 口内炎ができたとき、控えた方がよい食べ物や飲み物はありますか? | |
| 香辛料、アルコール、たばこ、炭酸飲料などの刺激物、塩分や酸味の強いものは控えましょう。また、極端に熱いものや冷たいものも避けた方がよいでしょう。 |

| 口内炎ができたとき、食べ物や飲み物がしみないようにする方法はありますか? | |
| 37〜40度程度の人肌ぐらいの温度にすると、比較的痛みを感じにくくなります。また飲み物は刺激の少ないスポーツ飲料にしたり、ストローを使うのも方法の一つです。 |

| 口内炎の痛みが激しいのですが、何科に行けばよいですか? | |
| 口腔外科、歯科、耳鼻咽喉科、内科などで診てもらえます。 |

| 口内炎がなかなか治らないのですが、他の病気が原因ということもありますか? | |
| 口内炎が、2週間経っても治らないときは、胃腸障害、自己免疫異常の病気、ガン、ベーチェット病やHIV感染など、別の病気が隠れている可能性もあります。気になる場合は、医師に相談や診察をしてもらいましょう。 |
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