症状と場所が知らせるお腹の病気 【ココミル】

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症状と場所が知らせるお腹の病気
軽い痛みから激痛まで腹痛を症状とする病気は多く、時には重大な病気のサインを発していることもあります。でも、どこから来ている痛みなのか分からないことが多いのではありませんか。現在異常を感じていなくても予備知識を持つことは予防や緊急時にとても大切です。痛む場所や症状に隠れている病気について知っておきましょう。
 

便秘と下痢から見えるお腹の病気

風邪や食中毒の感染も含め、心身の異常から腸に刺激が加わり障害が起きると、便はたちまち様相を変え下痢や便秘として現れます。毎日の排便障害に慣れてしまっていませんか?実は病気が隠れていることもあるのです。便秘や下痢の症状を伴う代表的なお腹の病気を挙げてみました。

大腸ガン

毎年約6万人が大腸がんと診断され、60代にいちばん多い病気です。初期段階では自覚症状がほとんどありませんが、病気が進行してくると便が細くなる、残便感、便秘と下痢を繰り返すなどの症状が現れます。出血を伴うこともあり、痔と自己診断して症状を進行させてしまうケースが後を絶ちません。少しでも異常を感じたら医療機関を訪ねてみましょう。

炎症性腸疾患(クローン病・潰瘍性大腸炎)

若い世代を中心に患者数が増えているこの病気は、腹痛、下痢、下血、体重減少、発熱の症状を起こします。ウイルスや感染が原因ではないので、発症すると慢性的に長期間続きます。上記の症状が続く場合、いちど消化器内科を受診しましょう。

過敏性腸症候群

子供から大人まで年代に関係なく増えている慢性疾患です。特に消化器の疾患がないにもかかわらず、便秘や下痢を数カ月以上の期間繰り返し、腹痛や腹部不快感、膨満感を伴います。ストレス環境のもとで起こりやすく、通勤通学の電車やバスの中、また人前で何かをする直前などに突然、腹痛と便意に襲われるのが特徴です。薬の処方で劇的に快気する場合も多く、性格と悩まず医療機関に相談することをおすすめします。

 

痛む場所から探るお腹の病気

お腹と言っても胃、腸、膵臓など範囲は広く、一体どの部分から不快や痛みが起きているのか分かりにくく、症状の表れ方も実にさまざまです。症状だけから原因や病気をつきとめることはできませんが、早期治療のためにも病気の見当をつけることは大切。お腹のSOSを見逃さないためにも痛みの場所にどんな臓器があり、どんな病気が考えられるのか確認しておきましょう。

みぞおちの痛み

みぞおちの辺りには、胃、十二指腸、胆のう、膵臓など、痛みに敏感な臓器が集まっています。

考えられる主な病気

胃・十二指腸潰瘍、食中毒、急性・慢性胃炎、胃がんなど

腹部中央の痛み

小腸、大腸、腎臓などの位置にあたり、腎臓、尿路、腸の異常があるときにも痛みます。

考えられる主な病気

中央:急性腸炎、腎臓
右:胆のう炎、胆石、肝炎
左:慢性膵炎

下腹部の痛み

大腸、子宮、卵巣、膀胱、盲腸などがあり、下痢や便秘、月経の痛みを感じる場所です。

考えられる主な病気

中央:急性腸炎、子宮・卵巣の病気、膀胱炎
右:虫垂炎(盲腸炎)
左:直腸がん、食中毒

※痛みの自覚症状があり、発熱、嘔吐などがある場合には早期に医療機関を訪ねましょう。

 

女性特有の腹痛と病気

子宮にまつわる病気と症状

女性の下腹部痛が起きた場合、大腸などの疾患とは別に子宮にまつわる病気を疑う必要があります。加齢や妊娠、出産などにより女性の体は繊細に変化をすることからも、定期的に検診を受けることが大切です。

月経困難症(生理痛)

重症な生理痛は腹痛だけでなく腰痛、頭痛、下痢、嘔吐などを伴い、仕事や学業など社会生活が困難になることもあります。出産回数や年齢とともに痛みは減っていきますが、強い痛みや、年齢が高いにも関わらず月経困難が現れた場合は、産婦人科を受診しましょう。子宮内膜症や子宮筋腫などによることも考えられます。

子宮筋腫

子宮筋腫は女性ホルモンの働きによって発育する良性腫瘍です。婦人科の腫瘍のなかで最も多く、小さな筋腫も含めると過半数の女性にあると推測されています。症状としては、月経の出血量の増加による貧血や動悸、筋腫が大きくなり膨満感を覚えることもあります。子宮筋腫は必ず手術が必要ではく、治療の対象は症例の10%程度とされ、不妊や早・流産の原因になるような場合に行われます。

子宮頚ガン・体ガン

40、50代に最も多い子宮頚ガンと体ガン。症状はどちらも不正性器出血が見られます。血液の混じったおりものが増えたり、下腹部痛、腰痛などが現れたりすることもあります。特に閉経後に出血が見られた場合は注意が必要です。

 

子供に多いお腹の病気

子供の腹痛は日常的でたんなる腹痛なのか、病気が発する痛みなのか分かりづらく判断に迷います。乳児は直接腹痛を訴えることはできませんが、子供の月齢や年齢によって病気に特徴があることを知っていると、いざというとき的確な判断と行動がとれます。子供によく起こる腹痛の症状と病気について紹介しましょう。

ウイルス性急性腸炎

早期受診が必要な乳児に発症するウイルス性感染症。冬場に多く、突然の嘔吐や下痢、発熱を伴います。時折痙攣のような激しい痛みが襲うこともあり、泣き方に注意が必要です。

急性虫垂炎(盲腸炎)

小児の外科的疾患で最も高い病気。腹痛、嘔吐、発熱が3大症状です。必ず37.5℃前後の発熱を伴い、右下腹部に強い痛みを訴えます。6歳以下の乳幼児は診断の遅れから重症化しやすく注意が必要です。

※子供の病状は進行も変化も速いので、異常を感じたら早い段階で医療機関に行くことをおすすめします。

 

こんな症状は直ちに救急車を呼びましょう

急性腹症

突然激しい腹痛に襲われ、嘔吐や冷や汗、高熱、顔面蒼白などの症状が表れたときは、検査や場合によっては手術が必要な病気のサインかもしれません。このようなときは迷わず救急車を呼んでください。お腹の臓器を包んでいる膜に炎症がおこると腹膜炎になります。急性腹膜炎の代表的な原因は、虫垂炎、十二指腸潰瘍、急性膵炎、膵臓ガン、胃がん、大腸ガン、打撲による内臓破裂など。臓器に破れなどが起きている場合、生命に危険を及ぼす可能性もあり、一刻も早い受診が必要です。

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