優しくて自己主張が強くなく、体の線も細〜い草食系男子。男性のこのような変化が、不妊問題、Y染色体のコピー不良などさまざまな問題を引き起こしているそうです。
今回は、男性の精子について考えてみましょう。
不妊の原因は女性だけではない

近年、不妊に悩まされている夫婦が増えています。年々増加している離婚にも、不妊が原因しているといわれるほどです。
不妊の原因は男女ほぼ半々だといわれていますが、不妊治療において男性は女性に比べると認知度が低く、症状や治療法などに関する情報もとても少ないのが現状。知識不足というだけで、不妊に悩まされるのは本当に悲しいことです。
聞きなれないかもしれませんが、男性の精液の状態を調べる「精液検査」というものがあります。精子の数・精液の濃度・精子の運動率・奇形率などに異常がないかを調べる検査です。
泌尿器科や不妊専門クリニックなどで簡単に検査できるので、女性だけが原因と考えて悩んでしまう前に、男性にも検査を受けてもらいましょう。
- 自分の精子に妊娠させる能力があるかどうかが把握できる。
- 精子の問題の早期発見・早期治療が行える。
- 避妊や妊娠についての意識が深まる。
- 不妊治療を夫婦で行う場合、2人で協力し合える。
- 生活習慣やストレスの状況も精子の状態から振り返れる。
男性を決定するY染色体って?
ヒトは通常、22対の染色体と2本の性染色体、合わせて46本の染色体を持っています。2本の性染色体が「XX」の場合が女性で、「XY」の場合が男性。Y染色体は男性のみが持つ染色体です。
対を形成している染色体は精子をつくる減数分裂の際に互いに交叉し、DNAの入れ替わりを生じますが、「XY」の対では交叉がその末端だけとなるので、DNAの入れ替わりがほとんど生じません。
したがって、父から息子へと代々そのまま伝わるという特徴を持っています。
Y染色体が滅びる??

ほ乳類には、「遺伝子できちんとオス・メスを決め、両者がそろって子孫をつくる」というシステムがあります。しかし、ほかの生物はメスだけでも子孫を残せるシステムを持っています。
このほ乳類独自のシステムが長い歴史の間、ほ乳類の繁栄を支えてきましたが、最近になって、その寿命が尽きそうだといわれています。専門家の中には「数百万年以内には消滅する」という人もおり、他人事ではなくなってきています。
さらにヒトの場合、Y染色体を運ぶ精子の劣化も著しくなっているのが現状。これは生物学的に一夫一婦制が長くなった影響だともいわれています。
精子を守ろう!
私たちが知らない間に、精子の数・精子運動率など、精子に関してさまざまな問題が生じています。これらの原因は現代人の食生活の乱れも大きく関わっています。インスタント食品やジャンクフード、食品添加物が多く含まれた加工食品、肉中心になりがちな欧米化の食事、お酒・タバコ・カフェインの過剰摂取などによって、ミネラルが不足しがちになっているからです。
また、ストレスも精力が減退してしまう大きな原因となります。精子を守るには、食事や生活習慣の改善、適度な運動で体調を整えることが大切!
「精子が危ない!」というものの、もはや男性だけの問題ではありません。食生活の面から、男性のサポートも考えてみませんか?
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