今から始める冬支度!
インフルエンザを予防しよう
毎年、冬になると流行るインフルエンザ。自分が辛いだけではなく、人にも感染して迷惑がかかることもあるので、なんとか未然に防ぎたいもの。インフルエンザを防ぐには、予防接種を受けておくことが一番の方法です。インフルエンザが流行する前に予防接種を受けて、元気な冬を過ごしましょう。
インフルエンザとは?
インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こります。つまり、インフルエンザにかかった人が咳やくしゃみなどをするとインフルエンザウイルスが空気中に広がり、それを吸い込むことによって感染するのです。典型的なインフルエンザの症状は、突然の高熱、頭痛、関節痛、筋肉痛などで、のどの痛み、咳、鼻水などもみられます。インフルエンザの症状は風邪の症状と似ていて、どちらか判断しづらいですが、インフルエンザは普通の風邪に比べて全身症状が強いのが特徴です。これらの激しい症状は通常5日間ほど続きます。
インフルエンザは、原因となっているインフルエンザウイルスの抗原性の違いから、A型、B型、C型の3つに大きく分類されます。毎年流行を繰り返すごとに変異株が出ています。なかでも、A型は多くの変異株があり、世界的な大流行を引き起こします。B型も流行がありますが、C型は大きな流行は起こさないとされています。症状や治療、予防法にはあまり違いはありませんが、免疫反応はそれぞれ別のものなので、タイプの違う2種類のA型インフルエンザとB型インフルエンザのウイルスが、同じシーズン中に流行した場合には、A型インフルエンザにかかったあとB型インフルエンザにかかることもあります。
インフルエンザは怖い!
インフルエンザは気管支炎や肺炎を合併しやすく、重症化すると脳炎や心不全を起こすことがあります。体力のない高齢者や乳幼児などは、命にかかわることもあります。
インフルエンザは流行が始まると、短期間に小児から高齢者まで膨大な数の人を巻き込みます。普通の風邪が流行しても死亡率はあまり増えませんが、インフルエンザが流行すると、とくに65歳以上の高齢者や慢性疾患患者で死亡率が高くなります。
インフルエンザの予防と対処
●インフルエンザ予防接種を受ける
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予防の基本は、流行前に予防接種を受けることです。これは欧米では一般的な方法ですが、日本でも年々予防接種を受ける人の割合が増えてきています。
特に、高齢者や心臓や肺に慢性の病気を持つ人、気管支喘息を持つ小児などは、重症化を防ぐためにも医師と相談の上、早めに接種することが望ましいでしょう。
インフルエンザウイルスは毎年変化しながら流行するため、その年に流行が予測されるウイルスにあった予防接種を毎年受けることになります。一般的に、インフルエンザウイルスの型に大きな変異がある場合は、2回接種する必要があります。2回接種の場合は、2回目は1回目から1〜4週間あけて接種します(65歳以上の人は1シーズンに1回の予防接種で効果があります)。 - ※ワクチン用のウイルスは孵化鶏卵で培養するため、卵などにアレルギー、けいれんの既住症、免疫不全のある人、熱を出している場合などには接種できないことがあるので、医師に相談してください。
●日常生活でインフルエンザを予防する
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インフルエンザは、インフルエンザにかかった人の咳、くしゃみ、つばなどの飛沫と共に放出されたウイルスを、鼻腔や気管など気道に吸入することによって感染します(飛沫感染)。インフルエンザが流行してきたら、高齢者、慢性疾患を持っている人や、疲れていたり、睡眠不足で抵抗力や体力が低下している人は、人混みへの外出を控えましょう。
また、空気が乾燥すると、のどの粘膜の防御機能が低下するため、インフルエンザにかかりやすくなります。外出時にはマスクを利用したり、室内では加湿器などを使って適度な湿度を保ちましょう。十分に休養をとり、体力や抵抗力を高め、バランスよく栄養をとることも大切です。帰宅時や食事前のうがい、手洗いも感染の予防となります。
- ■インフルエンザ予防のPOINT
- 日ごろから運動をし、栄養と休養を十分に取り、体力をつけて抵抗力を高めておく
- 原体であるウイルスを寄せ付けないように人ごみを避ける
- 室内の適度な湿度を保つ
- 帰宅時のうがい、手洗いを習慣づける
- マスクを着用する
●インフルエンザにかかってしまったら?
- 通常、インフルエンザのかかり始めには、のどや鼻に違和感を覚えます。インフルエンザは症状が進行するほど治りにくくなり、重症化する危険が高まるので、この初期の症状を見逃さないように。初期症状がみられたら、頻繁にうがいをし、栄養バランスのとれた食事を心がけて、早めに睡眠をとるようにしましょう。咳などの症状のあるときは、周りの人へうつさないために、マスクを着用しましょう。風邪かな?インフルエンザかな?と思ったら、早めに医療機関で診察してもらうことも大切です。インフルエンザウイルスに対する治療薬の抗ウイルス薬は、医療機関で診察の上で使用できます。
- ■インフルエンザになったときのPOINT
- 頻繁にうがいをする。
- 安静にして、休養をとる。睡眠を十分にとる。
- 水分を十分に補給する。
- 早めに医療機関を受診する。
インフルエンザにまつわるギモン
- インフルエンザ予防接種はいつ受ければいいの?
- ワクチンの効果が現れるまで約2週間かかり、効果は約5ヵ月持続するといわれています。インフルエンザの流行期間が12〜3月ですので、11月中旬ごろまでに受けておくとよいでしょう。
- インフルエンザ予防接種はどこで受けられますか?
- 地域の医療機関で受けることが可能です。各自治体によって期間や費用などが異なります。予防接種が可能な医療機関や地域での取り組みについては、それぞれの地域の医療機関や保健所などに問い合わせてください。
- インフルエンザにかかったら、どのくらいの期間外出を控えればよいのでしょうか?
- 一般的に、インフルエンザを発症してから3〜7日間はウイルスを排出すると言われています。排出されるウイルス量は解熱とともに減少しますが、排出期間の長さには個人差があります。咳などの症状が続いている場合にはマスクを着用するなど、周囲への配慮が必要です。
- 風邪薬はインフルエンザの症状にも効くの?
- いわゆる「かぜ薬」と言われるものは、発熱や鼻汁、鼻づまりなどの症状をやわらげることはできますが、インフルエンザウイルスや細菌に直接効くものではありません。
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