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もっとよく知りたい、子宮のこと
婦人科の検診を受けたことがありますか?
病気ではないのに婦人科へ行くのは、抵抗がある人も多いのではないでしょうか。しかし、乳がんや子宮がんなどの女性特有の疾患は、更年期に限らず低年齢でも発症します。また、それらの病気は早期発見によって、治癒率も上がるといわれています。
是非一度、婦人科の検査を受けてみましょう。
 

子宮は子どもを育てる大切な場所

子宮は子どもを育てる大切な場所

子宮は、ライフスタイルやホルモンの影響によって、一生の間に大きさや機能が変化します。ある程度まで成長すると初潮を迎え、月経が始まります。そして、妊娠すると子宮は徐々に大きくなり、中で約10カ月間胎児を育て、出産すると子宮の大きさは妊娠前の大きさに戻ります。さらに、閉経すると子宮は小さくなります。

子宮は、大きく2つの部位に分けられます。上部3分の2ほどのふくらんだ部分は、胎児を育てる子宮体部。妊娠すると、胎児の成長とともに大きくなり、出産前には妊娠前の20倍もの大きさになり、やわらかくなるため、ちょっとした刺激でも収縮しやすくなります。
下部3分の1の細くなっている部分は、子宮頸部です。これが膣につながっており、子宮を固定して、胎児を出産まで支えたり、子宮へ細菌が侵入するのを防ぐなどの役割があります。

 
子宮内膜って?

子宮体部のもっとも内側にある粘膜が子宮内膜です。妊娠すると厚くなり、胎盤の一部となります。また、妊娠せずにはがれ落ちて血液とともに膣を通って体外に出るのが月経です。
個人差はありますが、月経の周期は23〜35日で平均28日前後とされています。

 

子宮の病気にはどんなものがあるの?

子宮は、女性だけが持つ器官。その病気にはどのようなものがあるのでしょうか。
女性特有の病気だからこそ、重要なセルフメディケーション。まずはどのような疾病があるかを知り、目的を持って検診を受ける習慣を持ちましょう。

 
子宮筋腫

子宮筋腫は、婦人科の病気の中で、とても一般的な病気です。大きさはさまざまですが、ごく小さいものを含めると、35歳以上の女性の3〜4人に1人の割合で見られます。30〜50代、とくに40代が多くなっています。
子宮は、3つの筋層からできており、ここに硬いこぶができて大きくなるのが子宮筋腫です。月経がある場合にしか成長しないため、成長には女性ホルモンのエストロゲンが関係しているとされています。子宮筋腫の多くは良性腫瘍で、悪性腫瘍のがんに移行することはほぼないと考えられています。

子宮筋腫によって起こる症状は、月経異常・月経痛(生理痛)・おりもの・不正出血・しこりなど。月経量が増えたり長引くことで、貧血になることもあります。貧血がひどくなって、めまいや動悸を起こすことも。

症状は、大きさやできた場所によって変わりますが、状態によっては、後に妊娠しにくくなったり流産しやすくなったりする場合もあるので注意が必要です。小さいうちは自覚症状がないのが子宮筋腫の特徴ですので、思い当たる症状がある場合は、必ず婦人科で相談をするようにしましょう。

 
子宮体がん

子宮体がんは、子宮体部の内側にある子宮内膜に発生します。子宮内膜は月経ではがれおちる性質があるので、内膜にがん細胞が発生しても、その多くは体外に排出されていきます。そのため、月経が規則正しく正常に繰り返されていれば、子宮体がんの心配は少なくなります。
女性ホルモンのエストロゲンが関わっているとされ、閉経が近づくにつれて卵巣の働きが悪くなってくる40〜50代に多く発症します。子宮体がんの約8割は、子宮内膜増殖症という状態を経て発生します。

また、月経不順や排卵障害がある人・妊娠や出産の経験がない人・肥満している人・更年期障害の治療にエストロゲンを単独で用いている人・乳がんの手術後ホルモン剤を使用している人・エストロゲンをつくる腫瘍があるなどに該当する人は、子宮体がんになりやすいといわれています。
子宮体がんになると、不正出血が見られます。更年期障害のひとつだと思って見過ごしがちですが、自己判断せずに婦人科で確認しましょう。

 
子宮頸がん

子宮頸がんは、性交渉で感染する「ヒトパピローマウイルス(HPV)」という、いぼをつくるウイルスの一種によって引き起こされます。このウイルスに感染するだけでは自覚症状はなく、約90%は2年以内に消滅します。しかし、ウイルス感染によって細胞に変異が起こると、がんにつながります。

妊娠・出産の回数が多い人・初めて性交渉をした年齢が若い人・セックスフレンドが多い人・喫煙歴のある人・エイズの患者や免疫抑制薬を使っている人などに多く発生することが調査によってわかっています。

アメリカでは、子宮頸がんの原因となる「ヒトパピローマウイルス(HPV)」に対するワクチンが認められており、予防接種が行われてきました。
日本では2009年から導入され、これによって子宮頸がんが減少すると期待されています。

 
子宮内膜症

子宮のもっとも内側にある子宮内膜によく似た組織が、子宮内腔以外のいろいろな場所で増殖してしまう病気です。初潮から閉経を迎えるまでの女性の10〜20%程度の人が子宮内膜症を持っていると考えられており、中でも30〜40代に多く見られます。
子宮内膜は、性周期によって厚くなったりはがれおちたりします。通常、はがれ落ちたものは、血液とともに月経時に排出されます。しかし、子宮筋層・卵巣・卵管・腹膜・S状結腸・子宮周囲の靭帯などで同様のことが起こると、体外に排出されずにそれが起こった部位に溜まってしまいます。すると、月経の度に激しい痛みに襲われたり、臓器の癒着による別の症状が起こってしまうのです。

子宮内膜症は、発生する場所や大きさによって自覚症状が異なりますが、月経時に痛みが強くなるのが特徴です。月経を繰り返しながら進行するため、月経回数が多いほど進行して症状が重くなる可能性があります。
また、妊娠・出産時は月経が止まるので、出産経験がない人のほうが子宮内膜症になりやすいとされており、初潮年齢の低下や晩婚化にともない増加が懸念されています。
もっとも多く発生する30〜40代の女性が、月経痛が以前よりひどくなってきたと感じるときは、子宮内膜症が疑われます。

 
チョコレート嚢胞

別名は、子宮内膜症性卵巣嚢胞。子宮内膜症が発生すると、月経ごとに卵巣内で出血が繰り返され、段々と古い血液が溜まります。この溜まった血液が溶けたチョコレートのように見えるために、チョコレート嚢胞と呼ばれます。
卵巣腫瘍のように極端に大きくなることはありませんが、まれに大きくなりすぎて破裂し、激痛を起こすことがあります。
そのほかの症状は、月経痛・慢性骨盤痛・性交痛など。不妊症の原因にもなります。

 
子宮腺筋症

子宮の筋層中に子宮内膜症が起こるものです。月経時に出血するため、次第に子宮の壁が少しずつ厚く硬くなり、子宮が大きくなっていきます。
子宮が大きくなるにつれて月経痛がひどくなり、月経量が多くなるために過多月経にも悩まされます。
子宮筋腫と症状は似ていますが、子宮筋腫と比べると月経痛がひどく、急ではなく徐々に月経痛が強くなるのが特徴です。

 

子宮の病気は早期発見・治療が有効!

子宮の病気は早期発見・治療が有効!方

女性の性周期をコントロールしているのは、女性ホルモンです。その分泌を司っているのは、脳の視床下部。ここから脳下垂体へ指令が伝わり、女性ホルモンの分泌を調整するホルモンが分泌され、卵巣が刺激されてエストロゲンやプロゲステロンが分泌されます。
この仕組みは感情の影響を受けやすいため、ストレスによってホルモン分泌のバランスが崩れて月経の周期が乱れたり異常出血を起こしたりすることがあります。

月経の周期や月経量の極端な変化・ひどい月経痛・月経時以外の出血・いつもと異なるおりもの・下腹部のしこりなどは、子宮の異常を知らせるサインです。
また、月経がある場合は、基礎体温表をつけておくのも、病気の早期発見に役立ちます。検査をしても問題が見つからないこともありますが、おかしいと感じたら、万が一を考えて早めに婦人科を受診するようにしましょう。
病気が早く見つかれば、軽いうちに治療ができます。

 
基礎体温って?

基礎体温とは、起床直後の口の中の体温です。月経のある女性では、体温の高い時期と低い時期が一定の周期で繰り返されます。
基礎体温の変化は女性ホルモンが影響しています。高温期をもたらすのは排卵後に分泌されるプロゲステロンというホルモン。
妊娠しなければ、プロゲステロンの分泌量が低下して月経が始まります。この月経開始直後から排卵日までが低温期です。

 

婦人科のかかりつけ医を持ちましょう

私たちは健康管理の一環として、年に1回のペースで健康診断を受けています。同じように、婦人科検診も年に一度は必ず受けるようにしましょう。 子宮の病気にかかりやすい年代は30〜50代。
病気を早期発見・治療するためには、年に1回の検査が欠かせません。前年と比較したり、経過を観察していくためにも、できれば同じ医師に診てもらうのがおすすめです。
かかりつけ医を持っていると、閉経が近づいたときの更年期障害の相談もしやすくなります。

 
病院に行く前に

最近は、インターネットで病院の情報を検索できますが、状況が変わっていたり病院によって事前予約が必要な場合があるため、出かける前に電話するようにしましょう。その際に、症状や気になることを伝えます。
産婦人科の場合、子宮筋腫・がん・出産・不妊治療・・・と専門分野が多岐にわたります。事前に医師の専門分野を確認しておくことも大切です。
また、女医さんに診てもらいたいのであれば、その旨を伝えましょう。

 

子宮にまつわるQ&A

質問 毎月生理痛がひどいのですが、これは病気の前兆なのでしょうか?
アンサー 月経痛がひどくて日常生活に支障をきたしている人は少なくありません。
それなのに、検査をしても身体的に何も異常が見つからないことがあります。これを「月経困難症」といいます。
鎮痛剤で抑えてそのままにするのではなく、ひどい月経痛には子宮内膜症などの病気が隠れている場合があるので、一度調べてもらいましょう。
ライン
質問 子宮の検査は、何種類もあると聞きました。何が違うのですか?
アンサー 子宮の病気には、さまざまなものがあるため、どのような病気を調べるかによって検査の種類もことなります。
一般の健康診断で受けられる子宮がん検査は、子宮頸がんの検査です。子宮体がんや卵巣などの検査は、婦人科で受けられます。
年代によって、なりやすい病気が異なるため、年代に応じた検査を受けるのが大切です。
 
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