スカルプケアとは、髪が生えてくる地肌・・・つまり頭皮のお手入れのことです。健康な髪は、健康な頭皮から生まれ、育ちます。今回は、家庭で手軽にできるスカルプケアを中心にご紹介します。
ポイントはふたつ
パーマやカラーリングは、髪だけでなく頭皮にもダメージを与えます。
また、夏の頭皮は紫外線で痛めつけられたり、汗で汚れやすかったり、夏バテで栄養不足になったり、エアコンの効きすぎで血行が悪くなったりなど、さまざまな試練の連続です。しっかりお手入れをして、頭皮のダメージを少しでも解消してあげましょう。
スカルプケアのポイントは、頭皮の清潔を保つことと、頭皮の血行をよくすることのふたつです。
まずはシャンプーで清潔に

頭皮は毛穴や皮脂腺が多く、新陳代謝が活発なところです。ホコリや皮脂が毛穴や毛根に溜まると、髪の成長を妨げてしまいます。
髪の汚れは、洗髪前のブラッシング、シャンプー前の水洗いで約8割は落ちます。しかし、頭皮の汚れは脂性の汚れなので、水やお湯だけではちゃんと落とせません。
シャンプーでは、髪よりも頭皮をしっかりと洗いましょう。シャンプー洗いは2度洗いをします。1回目はざっと全体の汚れを落とし、2回目は指の腹を使ってていねいに頭皮を洗っていきます。
また、シャンプーを1ヶ所にまとめてつけたり、髪の毛に直接つけたりすると、泡立ちも悪く、洗浄効果も落ちてしまいます。シャンプーを頭皮の数箇所に少量ずつなじませるようにして、泡立てながら洗うのがポイントです。
リンスやコンディショナーは、一般に髪の毛のケアだけを考えてつくられたものです。頭皮にはなるべくつけないようにして、髪の毛になじませましょう。シャンプーやコンディショナー後のすすぎは、十分に行ってください。
マッサージで、血行をよくする
頭皮は、そのまま顔の皮膚にもつながっているため、頭皮のハリをよくすると肌のハリもよくなります。また、頭皮の下には多くの毛細血管があるので、それを刺激することで全身の血行促進、肩こりや冷え性の改善にもつながります。
本格的なスカルプマッサージは、頭皮用の美容液を用いるのですが、まずはシャンプー時に手軽にできるマッサージをご紹介しましょう。
- シャンプー前に、まずはゆったりと湯船につかってリラックスしましょう。全身の血行がよくなります。
- シャンプー洗いの2回目で、頭皮の数箇所に少しずつシャンプーをつけ、指の腹でもみこむようにして少しずつ泡立てます。
- 親指以外の4本の指を襟足にあて、首の後ろを下から上に、ゆっくりと頭皮を引き上げるようにします。これを2回行います。
- 5本の指で耳の周りを囲みます。そのまま指の腹で小さな円を描きながら、少しずつ指を頭頂部までずらします。
- 親指以外の4本の指を生え際にあて、指の腹で小さな円を描きながら、頭頂頭までずらします。
- (4)と(5)を2回繰り返します。
- 両手のひらで頭をすっぽりと包み込むようにして、手のひら全体を頭全体に密着させたまま、ゆっくりと小さく円を描き、頭全体をマッサージします。
- シャンプー後はしっかりとすすぎましょう。
体の内面からのケアも忘れずに
ダイエットで無理な食事制限をしたり、夏バテ・不摂生などで、栄養バランスが偏ってしまうと、髪の毛にも頭皮にも十分に栄養が行き届かなくなります。
たとえば、麺類だけ、パンだけという糖質中心の食事や、甘いジュースやアイスの摂りすぎは、ビタミンB群を大量に消費してしまいます。注意しましょう。
また、ビタミンB群は肌の状態をよくするためには欠かせないビタミンなので、ビタミンB群を多く含む食品(豚肉・レバー・ほうれん草・干ししいたけ・乳製品・納豆など)を積極的に摂るようにしたいものです。
エネルギーを多く摂りすぎると皮脂の分泌が促進されますので、脂っこいもの、甘いものの摂りすぎにも注意してください。


そして、さらに大切なのは十分な睡眠です。髪の毛は夜につくられます。いくらスカルプケアをまめにして、食生活に気をつけていても、睡眠不足では効果が得られません。
一方で、頭部にはいろいろなツボが集っています。そのため、ていねいなシャンプーと軽いマッサージを行うと、ツボが刺激されてリフレッシュ&リラックス効果が得られ、睡眠の質が向上しやすくなります。また、規則正しい食生活は体のリズムを整える作用があるので、正しい食生活を心がけるのも大切。いつもよりぐっすりと眠れるよう、スカルプケアと食生活のワザを試してみましょう。
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