修善寺温泉/歴史豆知識  鎌倉二代将軍 源 頼家幽閉の地  〜 健康美人を応援【ココミル】

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修善寺温泉「歴史豆知識」
歴史豆知識

修善寺温泉の歴史は、弘法大師(こうぼうたいし)[=空海(くうかい)]が開いたという桂谷山寺(今の修禅寺)の歴史とともにあります。

大同2年(807年)に弘法大師がこの地を訪れたとき、独鈷の湯(とっこのゆ)を弘法大師が湧出させたとされ、これが修善寺温泉の起源であり、かなり古い歴史があります。

修善寺温泉のはじまり

修善寺温泉の歴史は、弘法大師(こうぼうたいし)[=空海(くうかい)]が開いたという桂谷山寺(今の修禅寺)の歴史とともにあります。

大同2年(807年)に、弘法大師がこの地を訪れたとき、独鈷の湯(とっこのゆ)を弘法大師が湧出させたとされ、これが修善寺温泉の起源であり、かなり古い歴史があります。

源氏と修善寺
源 頼朝

修善寺といえば温泉地のイメージが強いですが、鎌倉時代の頃には、
源 頼朝(みなもとのよりとも)の弟である源 範頼(みなもとののりより)、息子の鎌倉二代将軍 源 頼家(みなもとのよりいえ)が幽閉され哀しい最期を遂げた場所でもあります。源氏の興亡の隠れた舞台でもあるのです。

さて、なぜ範頼、頼家が幽閉されなければならなかったのか、少し歴史をひも解いてみましょう。

源 範頼

源 範頼は源 頼朝の異母弟で、現在の浜松市で生まれ育ちました。
治承4年(1180年)から元暦2年(1185年)にかけての6年間にわたる大規模な内乱の治承・寿永の乱では、頼朝の代官として平氏滅亡に大きく貢献しました。
その後も頼朝に忠実に従っていた範頼ですが、建久4年(1193年)範頼は頼朝に謀反の疑いをかけられ、伊豆国修禅寺に幽閉さます。
『保暦間記(ほうりゃくかんき)』『北條九代記』などによると誅殺されたとされています。

また、範頼が疑いをかけられたのは、頼朝の妻・北条 政子(ほうじょうまさこ)の虚言、もしくは陰謀という説もありますが、その真偽は定かではありません。

源 頼家

源 頼家は源 頼朝と北条政子の嫡男として寿永元年(1182年)鎌倉で生まれました。
建久10年(1199年)に父 頼朝が急死し、18歳で第2代征夷大将軍(鎌倉殿)になりました。

しかし、建仁3年(1203年)頼家は急病にかかり、危篤状態となりました。その間に、存命にも関わらず、都へは頼家は死んだと報告されました。

また、『愚管抄(ぐかんしょう)』によると、頼家は自分の病が重くなったので自ら出家し、あとは全て息子の源 一幡(みなもとのいちまん)に譲ろうとしましたが、一幡の母方の祖父にあたる比企 能員(ひきよしかず)全盛の時代になると恐れた北条 時政(ほうじょうときまさ)が能員を呼び出して謀殺しました。
また、息子の一幡を殺そうと軍勢を差し向け、一幡はようやく母が抱いて逃げ延びたが、残る比企一族は皆討たれ、滅ぼされました。
頼家は多少病状が回復して事件を知り激怒し、時政討伐を命じましたが従う者はおらず、政子がこれを押さえ付け修禅寺に押し込めました。
頼家は征夷大将軍の地位を追われ、かわりに弟の源 実朝(みなもとのさねとも)が征夷大将軍に就きました。
その後、一幡は捕らえられ、北条 義時(ほうじょうよしとき)の手勢に刺し殺されたとされています。

修禅寺に幽閉されていた頼家ですが、翌年の元久元年(1204年)に北条氏の手兵によって入浴中に殺害されました。享年満21歳(数え年で23歳)でした。
頼家の死後、頼家の家臣は謀反を企てましたが、挙兵前に発覚し、金窪 行親(かなくぼゆきちか)らに殺されたとされています。

今なお残る源氏とのつながり

修善寺には範頼、頼家が幽閉された修禅寺や、謀反を企てた頼家の家臣13名の墓と伝えられている十三士の墓、頼家の冥福を祈って母・政子が建立した指月殿(しげつでん)などがあります。指月殿は伊豆最古の木造建築とされています。

また、範頼の墓、頼家の墓があり、かの正岡 子規(まさおかしき)も歌を詠んでいます。

此の里に悲しきものの二つあり 範頼の墓と頼家の墓と
現在の修善寺に至るまで
現在の修善寺に至るまで

室町後期頃に、現在のように地名を修善寺、寺名を修禅寺、と区別するようになったと言われています。
徳川初期には、金山奉行の大久保 長安(おおくぼながやす ちょうあん)が瓜生野(うりゅうの)金山[=大仁(おおひと)鉱山]を開発し、慶長小判などの金が採掘されていました。紙谷(かみや)では修善寺紙が漉かれ、これを色よし紙といって上流社会で珍重されたそうです。
多くの文人墨客が訪れるようになったのは湯治客専用の内湯旅館が誕生し、交通機関などが整備された明治以降です。それまでは、宿は共同浴場を利用していました。

温泉やレジャーはもちろん、さまざまな歴史の側面に触れながら散策できるのも修善寺の魅力かもしれませんね。

 
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