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介護に対する意識についての検証

介護に対する意識についての検証

ますます、高齢化がすすむ日本。もはや介護は他人事ではありません。しかし、介護に従事する人手の不足や、介護認定、介護保険と問題は山積み。
「介護」は自分の問題であり、社会の問題でもあります。
今回は介護についての問題や不安を、様々な世代、性別、立場などから検証してみたいと思います。

調査実施期間:平成21年11月2日〜平成22年1月4日 / リリース日:平成22年3月16日

年齢別回答者数
年齢別回答者数
※比率は全有効回答数に対して
女性
(人数)
女性
(比率)
男性
(人数)
男性
(比率)
合計
(人数)
合計
(比率)
10代以下
68 1.5% 6 0.1% 74 1.7%
20代
525 12.0% 90 2.0% 615 14.0%
30代
1231 28.0% 226 5.1% 1457 33.2%
40代
1014 23.1% 351 8.0% 1365 31.1%
50代
371 8.4% 264 6.0% 635 14.5%
60代以上
105 2.4% 142 3.2% 247 5.6%
全世代合計
3314 75.4% 1079 24.6% 4393 100.0%
平均年齢(歳)
38.8 45.9 40.6
 

世代や立場から見る介護の考え方

あなたは身近な人の介護の経験がありますか?

仕事上のものを除く 全体 10代以下 20代 30代 40代 50代 60代以上
主に自分が介護をしている
2.5% 0.0% 0.8% 1.1% 2.8% 6.0% 4.9%
介護を手伝ったりしている
5.8% 1.4% 5.0% 4.5% 6.2% 9.0% 6.1%
過去に主に自分が介護をした経験がある
5.9% 2.7% 2.3% 3.9% 6.2% 10.7% 14.6%
過去に少し手伝ったりした経験がある
17.6% 17.6% 16.6% 16.7% 19.6% 16.1% 17.8%
介護の経験はない
68.2% 78.4% 75.3% 73.8% 65.3% 58.3% 56.7%
  全体より
10%以上高い
  全体より
5%以上高い
  全体より
5%以上低い
  全体より
10%以上低い
 

全体の7割弱の方が介護の経験はないとの回答でした。これからますます高齢化社会になる日本、介護の問題は一人ひとり考えておきたいですね。 世代間の比較した結果では、50代で「主に自分が介護をしている」、「介護を手伝ったりしている」に回答している人がピークになりました。
また、60代以上で「主に自分が介護をしている」、「介護を手伝ったりしている」と回答した割合も、全体より高く老々介護とはいかなくとも、50代を越えての介護は肉体的に辛いと感じている人も多いのではないでしょうか。

 

将来的に誰かの介護をしようと思いますか?

複数回答 全体 10代以下 20代 30代 40代 50代 60代以上
母親
49.6% 47.3% 56.7% 51.6% 52.3% 44.4% 19.8%
父親
35.5% 39.2% 46.3% 41.1% 35.4% 23.0% 7.7%
義母
16.7% 6.8% 16.6% 19.2% 16.8% 15.0% 8.1%
義父
12.2% 4.1% 15.0% 16.1% 10.8% 7.7% 4.9%
配偶者
21.3% 17.6% 21.6% 22.4% 19.4% 20.5% 27.9%
祖父母
3.7% 13.5% 9.4% 4.8% 1.5% 0.5% 0.4%
兄弟姉妹
4.6% 14.9% 7.3% 5.0% 3.4% 3.1% 2.4%
親類
2.0% 5.4% 3.9% 1.9% 2.0% 0.8% 0.8%
配偶者の親類
2.3% 4.1% 4.7% 2.3% 1.1% 1.6% 3.2%
血縁はないがお世話になった人など
2.2% 6.8% 2.8% 1.9% 2.1% 1.7% 2.4%
その他の人
1.0% 2.7% 0.5% 1.0% 1.1% 1.1% 1.2%
特に誰かを介護することは考えていない
12.1% 8.1% 5.5% 10.6% 12.2% 17.5% 24.7%
まだ先のことなので見当つかない
27.4% 44.6% 33.2% 31.3% 24.7% 19.4% 19.8%
複数回答 結婚している 未婚 離婚
母親
47.6% 53.5% 50.9%
父親
33.3% 41.0% 30.8%
義母
23.7% 6.0% 2.7%
義父
16.8% 5.4% 2.7%
配偶者
29.6% 9.0% 3.7%
祖父母
2.6% 6.0% 3.7%
兄弟姉妹
3.8% 6.0% 4.6%
親類
1.5% 3.1% 2.1%
配偶者の親類
2.2% 2.6% 0.9%
血縁はないがお世話になった人など
1.7% 2.6% 4.6%
その他の人
0.8% 1.1% 2.4%
特に誰かを介護することは考えていない
11.9% 11.3% 17.1%
まだ先のことなので見当つかない
25.1% 32.5% 24.7%
  全体より
10%以上高い
  全体より
5%以上高い
  全体より
5%以上低い
  全体より
10%以上低い
 

全体の半数近い方が「母親」の介護を考えている一方、「父親」は次いで2番目に多かったですが、3分の1強に留まる結果となりました。もちろん存命しているかなども関わっているとは思いますが、家族関係の見直しが必要かもしれません。3番目には配偶者になり、既婚者でも義母、義父はその次という結果になりました。
両親や配偶者の介護を自分がしようと思うと、老々介護になってしまう必然性が高くなってしまいます。 協力者や受けられる介護サービスについて、早めに考えておくことも必要かもしれません。

 

理想では自分の介護を誰にしてほしいですか?

グラフ
  全体 10代以下 20代 30代 40代 50代 60代以上
施設などの介護職員
27.4% 16.2% 23.1% 26.6% 29.7% 32.3% 21.5%
配偶者
21.9% 13.5% 20.3% 21.8% 20.1% 22.7% 36.0%
子ども
16.8% 28.4% 24.1% 17.4% 14.7% 13.4% 12.6%
兄妹
0.7% 0.0% 1.1% 0.7% 1.0% 0.2% 0.0%
嫁、または婿
0.7% 1.4% 1.3% 0.5% 0.6% 0.5% 0.8%
その他の親族
0.3% 1.4% 0.7% 0.2% 0.4% 0.0% 0.0%
その他
2.6% 6.8% 2.9% 2.6% 2.7% 2.4% 1.2%
特に希望はない
29.5% 32.4% 26.5% 30.1% 30.8% 28.7% 27.9%
  全体より
10%以上高い
  全体より
5%以上高い
  全体より
5%以上低い
  全体より
10%以上低い
 

全体では介護職員、配偶者、子どもという順で介護をしてほしい、と感じているようです。自分が親の介護をする気はあっても、子どもにはなるべく負担にならないようにしたいと感じているようです。
意外なことに、「子ども」に介護をしてほしいという回答は、10代が最も多く、年代が上がるに連れて減少していく傾向があるようです。60代以上では、「施設などの介護職員」という回答がも少なく、「配偶者」に看てほしい欲しいという意見が強まるようです。

 

自分が介護する立場の場合、不安に感じることはありますか?

  全体 10代以下 20代 30代 40代 50代 60代以上
精神的な負担
61.9% 58.1% 67.6% 65.5% 62.3% 53.1% 48.2%
肉体的な負担
57.8% 40.5% 59.2% 60.9% 58.7% 52.6% 49.4%
老人ホームやデイサービス利用の料金
54.0% 39.2% 52.2% 57.7% 55.2% 52.1% 40.5%
いざという時に、いい施設がみつかるかどうか
51.4% 33.8% 47.0% 50.3% 52.2% 58.0% 52.6%
介護についてわからないことが多くて
32.8% 35.1% 38.4% 35.1% 32.3% 25.7% 25.1%
誰に相談すればいいのか
27.5% 35.1% 38.5% 30.1% 26.9% 16.7% 13.8%
法律や制度など行政の手続き
18.8% 18.9% 20.2% 20.7% 17.9% 15.6% 17.4%
仕事やキャリアに関わることで
13.3% 18.9% 15.9% 14.6% 13.9% 9.1% 4.5%
世間体など
3.3% 6.8% 6.8% 3.6% 2.4% 1.7% 1.2%
その他
4.7% 9.5% 3.7% 4.5% 5.4% 4.6% 4.0%
不安はない
4.7% 13.5% 4.9% 4.4% 3.8% 4.9% 7.7%
  全体より
10%以上高い
  全体より
5%以上高い
  全体より
5%以上低い
  全体より
10%以上低い
 

1番不安に感じることは「精神的な負担」、次いで「肉体的な負担」という結果になりました。
また、半数以上の方が施設のことやその料金に不安を感じているようです。
年代別で見ると、20代、10代以下はわからないことが多く、不安もぼんやりとしたものが多いようです。50代前後が介護を切実にとらえているようです。

 

介護について、どうしたら良いと思いますか?

  全体 10代以下 20代 30代 40代 50代 60代以上
国(政府)が、もっと積極的に対応するべきだ
67.3% 54.1% 65.7% 67.3% 69.5% 66.6% 64.8%
地方自治体が、もっと積極的に対応するべきだ
54.3% 29.7% 45.7% 53.3% 56.6% 58.7% 64.4%
民間企業が、もっと積極的に対応するべきだ
20.4% 18.9% 24.4% 23.9% 18.8% 16.9% 9.3%
教育で、もっと積極的に対応するべきだ
20.3% 14.9% 22.3% 22.1% 19.0% 19.5% 15.4%
国民が、もっと積極的に対応するべきだ
15.5% 16.2% 15.9% 16.3% 13.2% 15.7% 20.6%
家族や親族が、もっと積極的に対応するべきだ
12.4% 14.9% 13.7% 13.1% 11.6% 10.6% 13.8%
自分が、もっと積極的に対応するべきだ
11.7% 13.5% 12.0% 11.8% 10.8% 10.7% 17.8%
介護士やヘルパーの人が、もっと積極的に対応するべきだ
10.2% 14.9% 11.2% 10.4% 9.9% 7.7% 13.8%
ボランティアで、もっと積極的に対応するべきだ
10.0% 14.9% 11.2% 10.2% 9.1% 9.4% 11.7%
よくわからない
15.0% 32.4% 16.9% 17.4% 14.1% 10.2% 8.9%
  全体より
10%以上高い
  全体より
5%以上高い
  全体より
5%以上低い
  全体より
10%以上低い
 

国や地方自治体がもっと積極的に対応すべきという回答が集中しました。老後を安心してすごせるような対策が欲しいですね。
もちろん自分たちで備えておくことも必要ですが、なかなかそうはいかない実情があるようです。
やはり、全体的に若い人ほど意識が低いという実態があるようです。

 

介護サービスの認定基準について、どう思いますか?

  全体 10代以下 20代 30代 40代 50代 60代以上
もう少し厳しく認定するべきと思う
11.4% 14.9% 9.8% 12.3% 10.3% 12.1% 13.8%
現状の認定基準で妥当だと思う
15.7% 9.5% 16.7% 14.8% 16.5% 15.7% 16.6%
もう少し緩和して認定するべきと思う
34.2% 18.9% 28.3% 29.6% 36.7% 45.2% 38.9%
よくわからない
38.7% 56.8% 45.2% 43.4% 36.6% 26.9% 30.8%
  全体より
10%以上高い
  全体より
5%以上高い
  全体より
5%以上低い
  全体より
10%以上低い
 

全体では「よくわからない」の次に「もう少し緩和して認定するべきと思う」の回答が多い結果となりました。「認定基準を緩和するべきだと思うが、基準項目を増やし、等級も増やし、あらゆる状態に対応でき、不服のない認定をする。(49歳 男性)」というような意見も多かったです。
こちらも、全体的に若い人ほど意識が低いという実態があるようです。

 

男女で変わる!?介護意識

年代や既婚・未婚によって意識の差は現れましたが、男女ではどうでしょうか?
やはりまだ 介護は女性がするもの、という意識はあるのでしょうか?

 

異性の友達・友人を「欲しい」と思うことはありますか?

  女性 男性
主に自分が介護をしている
2.2% 3.2%
介護を手伝ったりしている
5.5% 6.7%
過去に主に自分が介護をした経験がある
6.1% 5.6%
過去に少し手伝ったりした経験がある
17.8% 17.0%
介護の経験はない
68.4% 67.6%

男女間で介護の経験に大きな差はありませんでした。

 

将来的に誰かの介護をしようと思いますか?

将来的に誰かの介護をしようと思いますか?
  女性 男性
母親
51.6% 43.6%
父親
37.7% 28.9%
義母
18.7% 10.3%
義父
13.9% 7.2%
配偶者
23.0% 16.1%
祖父母
4.5% 1.3%
兄弟姉妹
5.2% 2.6%
親類
2.3% 1.4%
配偶者の親類
2.2% 2.3%
血縁はないがお世話になった人など
2.4% 1.4%
その他の人
1.1% 0.7%
特に誰かを介護することは考えていない
11.0% 15.4%
まだ先のことなので見当つかない
27.2% 28.0%
  もう一方より
10%以上高い
  もう一方より
5%以上高い
 

母親、父親、義父、義母、配偶者については女性の方が男性よりそれぞれ5%以上多い結果となりました。男性に比べ、女性の方が将来的に自分が介護することを考えているのではないでしょうか。
また、男女共に父親より母親を介護しようと思っている割合の方が高かったです。

 

理想では自分の介護を誰にしてほしいですか?

理想では自分の介護を誰にしてほしいですか?
  女性 男性
施設などの介護職員
30.6% 17.7%
配偶者
19.2% 29.9%
子ども
18.8% 10.7%
兄妹
0.7% 0.8%
嫁、または婿
0.3% 1.8%
その他の親族
0.3% 0.5%
その他
2.9% 1.9%
特に希望はない
27.2% 36.7%
  もう一方より
10%以上高い
  もう一方より
5%以上高い
 

女性の方が「子ども」に自分の介護をしてほしい、と思っているようです。現代の日本では子育ては女性が主体となっていることが多いですから、その分思い入れも強いのかもしれません。
また、男性は「配偶者」に介護してほしいと回答した人が30%弱と女性より10ポイント高い結果でした。しかし、上の問で男性が「配偶者」を介護しようと思っている人は16%ほどと、介護をする意識とされる意識は別の様です。

 

介護サービスの認定基準について、どう思いますか?

  女性 男性
もう少し厳しく認定するべきと思う
10.6% 14.0%
現状の認定基準で妥当だと思う
15.4% 16.8%
もう少し緩和して認定するべきと思う
32.0% 40.9%
よくわからない
42.0% 28.4%
  もう一方より
10%以上高い
  もう一方より
5%以上高い
 

女性が「よくわからない」という回答が多い点に比べ、男性は「もう少し緩和して認定するべき」という回答が多かったです。男女間で制度に対する意識が違いが浮き彫りとなりました。

 
総論

介護について備えられていれば良いのですが、突然「介護」という現実がやってくることも珍しくないので、まだ介護なんて先だと思わず、少しでも知識を深めて、今できることやもしものシミュレーションが大切ではないでしょうか。
国や地方自治体には、平等で将来を安心できる制度を作ってほしいのはもちろんですが、国の介護制度が二転三転する昨今、せめて個人で何を備えて何をする必要があるのかを明確にして、人生設計できるよう、制度の方針と基盤を固めてほしいものです。

 
 
 

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