
そのためか、私たちの体は左右のバランスを崩しがち。それが顕著にわかるのが、顔です。
眉・目・鼻・口すべてが左右均等に整っているのといないのとでは、全く印象が違います。より美しい印象を与えるのは、左右のバランスが整っている顔。
そこで今回は、美人顔をつくるための顔のゆがみを直すエクササイズと、左右対称に見せるメイク方法を紹介します!
なぜ左右のバランスが崩れるの?

鏡で顔をよく見てください。眉の位置・目の大きさ・笑ったときの口角の上がり具合・・・あなたの顔は左右対称ですか?おそらく顔のどこかにバランスの違いがあるはずです。
このバランスの違いは、歯並び・骨盤や頭蓋骨のゆがみなどによって生ずると考えられています。左右で歯の本数や生え方が違えば、当然口元のバランスが崩れますし、骨盤が地面に対して水平な状態でなければ、その上にある背骨や頭蓋骨にもゆがみが生じ、顔の左右のバランスにも影響が表れるのです。
また脳は左右ではたらきが違うため、心理状態によって表情筋の使い方が左右で異なり、それがさらに左右のバランスを崩す原因になってしまうこともあります。
脚を組む・机にひじをつく・姿勢が悪いなど、骨盤のゆがみの原因はさまざまです。冒頭でも書いたように、骨だけでなく体の内側にある内臓が左右対称でないために全身の左右バランスが崩れてしまうとも考えられます。もちろん、利き手・利き脚によって違う筋肉のつき方も影響しています。
つまり、毎日の行動や心身の健康状態といった日常生活の些細な物事の積み重ねが、顔をつくっているといっても過言ではないのです。

顔のゆがみを直すには?
顔のゆがみを直すには、まず日常生活の中でゆがみを生じさせる原因になっている行動を正すことから始めてみましょう。


- 椅子に座るといつも脚を組んでいる。
- 靴を選ぶ基準は、自分の足に合うかよりもデザインを重視する。
- 歩き方があまり美しくないと思う。
- 机にひじをつき、手にあごを乗せていることが多い。
- バッグを持つ手はだいたい決まっている。
- 食べ物を食べるとき、左右の歯で均等に噛んでいない。
しかし、日常生活で体のゆがみを気にかけるだけでは顔に効果が表れるまでに時間がかかってしまいますので、もっと効率よく顔のゆがみが調整できる顔ヨガにも挑戦してみましょう。

顔ヨガを始める前にウォーミングアップ。
できるだけ大きくゆっくりと口を動かし、「あ〜い〜う〜え〜お〜」と言います。
声は出さずに形だけでもOK。これを5回繰り返します。これで凝り固まった顔の筋肉が柔らかくなります。顔の筋肉がほぐれたところで、顔ヨガを始めましょう!


骨盤がキュッと締まっているときは、ほお骨の位置も自然と高くなります。ヨガで骨盤の動きをサポートし、ほお骨の位置をグっと高く。左右のほお骨の高さを合わせて顔のゆがみを解消しましょう。
- 肩の下に手首がくるように、脚は骨盤幅に保ち四つん這いになります。深く息を吸います。
- ゆっくりと息を吐きながら、おヘソを覗き込むように背中の筋を伸ばすようにしながら、丸いカーブを作ります。
- 今度は息を吸いながら背中を反らし、あごとヒップを高く引き上げます。
- (1)〜(3)の動きを交互に5セット行います。


※腰を痛めている人はこのポーズを行うと痛みが増す場合があります。痛みがある場合は控えるようにしましょう。


この動きは目元の小皺や疲れ目に効果的。目元を元気にして目力をアップさせましょう。

- ゆっくりと1〜5まで数えながら上まぶたを閉じていき、うす目の状態に。
- うす目の状態のまま両方の眉をゆっくりと、また1〜5まで数えながら、できるだけ上に引き上げるようにします。まぶたが突っ張った感じになったら、そのまま5つ数えましょう。
- ゆっくりと自然な表情に戻す。
- (1)〜(3)を3回繰り返します。


もっと手っ取り早くバランスをよくしたいなら?
日々の積み重ねによって少しずつ変化してきた顔の左右バランス。それを均等に整えるのは一朝一夕ではできません。それにどんなに頑張っても、左右が完璧に均等になるのは難しいもの。でも、自分自身の左右バランスを理解しそれをカバーするメイクなら、あっという間にバランスのよい美人顔に変身!

眉は『顔の額縁』。噛み合わせ・姿勢・表情など、毎日の顔の左右ゆがみの影響が一番あらわれやすいパーツです。だからこそ、左右のバランスのよい美眉を手に入れるだけで顔の印象がガラリと変化します!



- 眉山(眉の一番高い位置)を見ます。まっすぐに鏡を見たときの黒目の位置を基準に、左右のバランスを見てみましょう。
位置は、まっすぐ鏡を見た際に黒目の端から目尻の間あたりにくるのがベストです。 - 眉頭は小鼻から真上に延ばした位置に、眉尻の位置は小鼻から目尻の延長線上にします。
眉頭の位置より眉尻が下がっていると悲しそうな表情に見えてしまうので、眉山から耳の上部つけ根を結ぶライン上に持ってくるようにします。 - (1)と(2)を考慮しながらアイブロウペンシルで輪郭を描き、ラインからはみ出す余分な毛をカットします。
- カットし終えたら、ラインの中に肌や髪色に合わせたアイブロウパウダーで色をつけてムラをなくします。色が濃すぎる場合は、綿棒でなぞると修正できます。好みの濃さに仕上げたら顔のゆがみをカバーする美眉が完成!


- まず、どのようなイメージのリップにするかを決めます。甘くかわいらしい感じなら、ふっくらと丸みのある唇。キリッと大人なイメージなら、厚みを減らします。
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- 鏡を見ながら左右対称になるように、(2)の点から唇の外側に向かってラインをひきます。
- (3)の輪郭の中を塗りつぶせば、イメージどおりのリップが完成!


- 眉と唇は、ラインを引く前に左右のバランスを調整しながら印をつけておく。ゆがみは無視して見た目のバランスを重視。
- 何よりも大切なのは、小さな鏡ではなく、顔全体がうつる大きめの鏡を使うこと。
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