食べたい気持ちをガマンするのも大切ですが、「旬の食べ物を十分に堪能したい!」という欲求を満たす方法として提案したいのが、消費カロリーを増やす燃焼系ダイエットです。
摂取した分のカロリーをきちんと消費できる体を目指して、秋の味覚をたっぷり味わいましょう。
ダイエットの基本はカロリーバランス
秋に限らず、体重コントロールの基本はカロリーバランス。体重は摂取カロリーと消費カロリーのバランスで変化します。食事で摂取するカロリーと毎日の生活で消費するカロリーが同じなら、体重は変化しません。つまり、たくさん食べてしまったときには、消費カロリーを増やせば体重はキープできるのです。
食べすぎは肥満のもとですが、食べたい気持ちをガマンし続けるとそれがストレスの原因となり、ふとしたタイミングでドカ食いをしてしまう恐れがあります。それよりも、日常的にカロリーバランスを上手にコントロールする習慣をつけるのが得策です。
体を動かすために必要なカロリーは、年齢や性別、毎日の運動量によって異なります。運動量が増えれば必要なカロリーも増えるので、食べる量が増えても体重は変化しません。
| 年齢 | 運動量 | ||
|---|---|---|---|
| 少ない | ふつう | 多い | |
18〜29歳 |
1750kcal | 2050kcal | 2350kcal |
30〜49歳 |
1700kcal | 2000kcal | 2300kcal |
50〜69歳 |
1650kcal | 1950kcal | 2200kcal |
70歳以上 |
1350kcal | 1550kcal | 1750kcal |
- 少ない・・・
現代日本人の多くが該当するタイプ。1日の活動のうち、通勤や通学、買い物などに要する歩行時間が1時間程度で、座って行う作業が残りの大半を占める場合。 - ふつう・・・
日常生活での歩行時間が2時間程度で、座って行う作業のほかに、仕事や家事などで立って行う作業が多い場合。または軽いスポーツなどを行っている場合。 - 多い・・・
スポーツや肉体労働などを行っている人が該当するタイプ。歩行や立って行う作業が多く、日常生活の中で1時間程度のハードな運動や筋作業を行っている場合。
消費カロリーを増やそう!

消費カロリーを増やすには、運動量を増やす必要があります。しかし、中には「運動は苦手」「運動をする時間がとれない」という方もいらっしゃるかもしれません。でも、ご安心を。運動=スポーツではないので、特別な運動をしなくても運動量は増やせます。
たとえば、エスカレーターやエレベーターを使わずに階段を利用したり、ひと駅分なら電車やバスに乗らずに歩いたり。立っている時間を長くするだけでも消費カロリーはアップするので、電車などで座らずに立つのもよいでしょう。
もっと細かいものなら、テレビなどのリモコンを使うのをやめてチャンネルを変えるごとに動くのも運動量アップに役立ちます。
こういった運動ではない日常生活で消費できるカロリーを「NEAT(ニート)」といい、これを増やせば日々の生活を大幅に変化させずに肥満が予防できるとして注目されています。
NEATとは、Non Exercise Activity Thermogenesisの頭文字をとったもので、スポーツなどのいわゆる運動以外で消費されるカロリーを指します。
痩せ気味の人と肥満気味の人の行動パターンを観察したアメリカの研究では、痩せ気味の人は肥満気味の人よりも座っている時間が短く、また歩く時間が長いことがわかっています。
ちょこちょこ間食をしたり、つまみ食いをしたりといった具合に、摂取カロリーが増えると太ってしまうのはご存じのとおり。これと同じで、細切れでも体を動かすようにすれば、消費カロリーが増え、燃焼系の痩せ体質になるのです。
きのこと果物でバランスアップ

冬になると気温が下がり、体は体温を維持するためにカロリーを消費します。そのため、食べ物が少なくなる冬になると、余分なカロリーを消費しないために冬眠する動物もいます。こういった動物にとって秋は、越冬するためのカロリーを溜め込む季節なのです。
今でこそ季節を問わずに食べ物があふれていますが、人間もかつては冬の食べ物不足をしのぐために、秋にとれる豊富な食材を使って保存食などを準備していました。
このように考えると、秋はほかの季節よりも太りやすい季節といえるかもしれません。
それならば、よりカロリーバランスを考える必要があります。おいしいからといって、パクパクと何も考えずに食べるのではなく、程よくお腹を満たしながら摂取カロリーを適度に抑えることも大切です。
好都合なことに、秋の味覚の中には、きのこや果物のような低カロリーの食品もたくさんあります。これらの食品は、食物繊維が豊富に含まれているため、腹もちがよく食べすぎ防止に効果的。食事全体の栄養バランスの向上にも役立つので、ぜひ毎日の食事にとり入れてみましょう。
バックナンバー









